ソフトバンク、携帯電話事業の絶好調をアピール——06年4月〜12月決算

2007年2月9日(金) 03時15分
ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏の画像
ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏
平成19年第1〜3(9か月累計)四半期連結業績の画像
平成19年第1〜3(9か月累計)四半期連結業績
平成19年3月期第3四半期連結業績の画像
平成19年3月期第3四半期連結業績
連結経常利益推移のグラフ。06年度第3四半期は489億円で創業来最大を記録の画像
連結経常利益推移のグラフ。06年度第3四半期は489億円で創業来最大を記録
連結当期純利益推移のグラフ。06年度第3四半期は74億円の画像
連結当期純利益推移のグラフ。06年度第3四半期は74億円
移動体通信の契約数の推移のグラフ。07年1月の純増シェアは43%で過去最高値の画像
移動体通信の契約数の推移のグラフ。07年1月の純増シェアは43%で過去最高値
急激にユーザー(3G端末)の満足度が上昇していることを示すグラフの画像
急激にユーザー(3G端末)の満足度が上昇していることを示すグラフ
 ソフトバンクは8日、帝国ホテルにて平成19年3月期第3四半期決算説明会を実施した。

 代表取締役社長の孫正義氏は、登壇して、まず総括からスタート。06年10月から始まったばかりの携帯事業について触れ、順調な滑り出しであることを報告した。格安の料金設定である「ホワイトプラン」が好評を博しており、獲得回線数が増大したこと、また2Gから3Gへの移行も加速していると語った。さらに、EBITDA(税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもの)、営業利益、経常利益、において創業来最大の利益水準を達成したことも報告した。

 具体的には、06年4月〜12月の第1〜3四半期の9か月での連結業績(ソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン)は06年5月1日より連結)、売上高が1兆8,223億円、EBITDAが3,824億円、営業利益が1,972億円、経常利益が1,116億円と、前年の同時期と比較して、大幅の増収増益だ。この連結売上高のうち、移動体通信(ソフトバンクモバイル)事業は1兆85億円を占めており圧倒的。また、移動体通信事業がスタートした最初の四半期(06年10〜12月の第3四半期)に関しても、税金等調整前当期純利益など、前年期と比較して一部で下がっている項目もあるが、おおむね順調だ。

 また、今回の売上高で最も比率を占めた移動体通信事業(ソフトバンクモバイル)については、契約数や4つのコミットメントなどについて触れられた。まず契約数だが、07年1月の純増シェアは過去最高となる43%を記録。約16万4,000件を記録し、3年8か月ぶりの水準となった。さらに、MNPサービスが開始された10月から11月にかけて、他社を一気に突き放す感じだったKDDIだが、ここに来てソフトバンクがかなり肉薄していることも発表された。そして、1,566万の累計契約数のうち、42.1%に当たる658.9万件が3G端末となっており、順調な伸びを示している。

 このように、3G端末の契約数が増えている理由として、デザイン、機能、使いやすさ、大きさといった面で、ユーザーの端末への満足度が、06年春から冬で一気に上がってきていることが示された。具体的には、これら4点について平均80%前後の満足度とのことだ。

 また、ワンセグ携帯の実績で数か月にもわたり1位を獲得し、「ワンセグのソフトバンク」というイメージを持たせたり、06年夏モデルの705SHの17mmから始まって、秋冬の707SCの11.9mm、07年春の708SCの8.4mmと「薄さのソフトバンク」というイメージを持たせることができたりしたことも大いに誇っていた。

 さらに、新モデル数の比較では、ボーダフォン時代は4機種だったものが、今回は14機種。KDDIは昨年同様10機種、NTTドコモは5機種から10機種と倍にしたわけだが、ソフトバンクは3倍以上の機種数を発表してきたのである。また、全モデルのカラー数の合計に関しては、昨年が11色だったのに対し、今年は5倍以上となる58色。KDDIが27色→30色、NTT DoCoMoが14色→31色と増やしてきた中で、断トツだ。

 2つ目のコミットメントの「営業体制/ブランド強化」はブラッド・ピット氏を起用したCMなどが非常に当たっていること、家電量販店の携帯電話コーナーにおけるシェアが2倍以上に急拡大したことなどが報告された。

 さらに、3つ目は3Gネットワークの増強。合計で4万6,000の基地局を設置すると発表されているが、現在、工事中の1万4,050と用地買収が済んだ5,870を合わせると、第4四半期の時点で達成できるとのことである。

 最後の4つ目はコンテンツ強化について。「Yahoo!ケータイ」を導入したことにより、無料でPC並みの情報収集が可能になったとのこと。実際に、「Yahoo!ケータイ」へのアクセス数の増加はすさまじいばかりで、06年6月末と07年2月3日の比較では、45倍ものページビュー数を達成していることが報告された。そうした発表の後、最後に孫社長は「日本の携帯とブロードバンドをもっとおもしろくしていきます」として、締めの言葉としたのであった。とどまることを知らない、ソフトバンクの勢いを見せつけられた発表会であった。
《デイビー日高》
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