【NET&COM 2007 Vol.2】テレビ会議システムにおけるハイビジョン品質の必要性は?
スカイプなどのメッセンジャーソフトのビデオ機能やグループ会議機能を使えば、高価なビデオ会議システムなんて不要という人がいるかもしれない。しかし、特定分野において高品質な専用システムでないと、正しい情報共有や議論ができないリモート会議というのも存在する。NET&COM 2007の会場で、プリンストンテクノロジーが、ポリコムのハイビジョン対応の新しいビデオ会議システムの発表と、その適用分野についてデモを行っていた。
HDX 9000シリーズは、1280×720ピクセルのハイビジョン映像に対応したポリコムの新製品だ。単にハイビジョンに対応しただけでなく「Ultimate HD」と称し、音声やプレゼンテーション機能にもこだわっている。音声システムは、22kHzの音声サンプリングによりCD音源に近いクオリティを持つ。しかもワイドレンジの再生帯域とステレオサラウンドにも対応しているこだわりぶりだ。プレゼンテーションについては、豊富な映像ソースをサポートしているだけではなく、クロマキー技術を応用した「People in Content」という機能も搭載。これは、背景にPCや別ソースの画面を表示し、カメラの人物映像を重ねてくれる機能だ。
ビデオ会議にそんな品質は必要なのかという疑問があるかもしれない。しかし、映像や音声の忠実度が上がるほど、共有できる情報量は確実に増える。リアルタイムの微妙な表情の変化は、いままでのビデオ会議システムでは再現できなかった。品質の悪い音声はストレスのもとであり、効率を落とすだけでなく会議での疲労感を倍増させる。
そして今回のデモでは、このようなビデオ会議システムが活用されている場面として、まず医療機関をあげていた。遠隔医療、診断などにはハイビジョン映像は必須だ。また、内科・外科などの分野だけではなく、カウンセリングなどの応用も考えられる。
ほか、製造業一般においても活用場面は広いという。意匠デザインにおいて、色彩、素材の状態などデジカメ映像では伝わらないこともある。パッケージデザインや実物の製品なども同様だ。プリント基板など細かいパターンの確認もより鮮明が画像で行える。
変わったところでは、クロマキー機能を使った教育分野、教材への応用もデモしていた。ビデオ教材や教育番組のようなコンテンツをビデオ会議システムで作ることができるのだ。さらに、レシピや調理方法など映像つきでチェーン店などに配信して、教育を行うという事例も紹介された。
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