【FOE2007 Vol.3】光ファイバも自作し“FTTR”をこの手で!
通常のFTTHは、家の中まで光ファイバの高速回線を敷設し、ONUを介して家のパソコンまでメタルのLANケーブル(RJ-45 カテゴリ5)でつなぐ。あるいは無線LANなどで各部屋のパソコンなどと接続するわけだ。POF配線DIYキットは、家の中のLANケーブルを光ファイバに置き換えるためのキットだ。“DIY”とされているくらいなので、ケーブルの加工や接続はだれにでもできる。
“光ファイバーの敷設はそんなに簡単にできるものか?”と疑問に思うだろう。このキットは1mmコアの太めのプラスチックファイバを使うので、芯線による怪我の心配や特殊な加工技術や精度を必要としないそうだ。総延長は50mまでとなるが、家の中の配線であれば十分な長さだろう。
キットの中身(写真参照)は、大口径のPOF(プラスチック光ファイバー)、専用カッター、コネクタ、特殊フェルール、フェルールとファイバを接続する治具、紙ヤスリなど。専用カッターはケーブルの切断と被覆剥きが簡単にできるものだ。この先端にフェルールを専用治具によってねじ込む(被覆部分にねじ込むのでファイバは無キズだ)。この先端部分を研磨する必要があるのだが、これも400番程度の紙ヤスリで十分だそうだ。ただし、平面をだすため、紙ヤスリはガラス板などに貼り付ける必要がある。
一般的なONUの屋内側コネクタは、RJ-45になっている。おうちLANを光化するには、これをいったんメディアコンバータ(100Base-TX)で光に変換する必要がある。また、端末の直前にもメディアコンバータが必要になる。パソコンが複数ある場合はONUの直後にスイッチを置いて分配させる。
冷静に考えるとメディアコンバータが100Baseなので、メタルケーブルと変わらないという意見もあるかもしれないが、信号の減衰がなくノイズの影響を受けないので、室内でも比較的長い距離を引き回すときに有効といえる。室内の引き回しも、被覆にキズがつなないようにすれば、ステップルで固定しても問題ないそうだ(通常は配線モールかケーブル止めを使ったほうがいいだろう)。曲げについてもそれほど神経質になる必要はないという。
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