「携帯市場をリセットしたい」MNP前日に孫正義氏が記者会見「予想外割」を発表

2006年10月23日(月) 22時25分
プラカードを掲げて満面笑みの孫正義氏の画像
プラカードを掲げて満面笑みの孫正義氏
乗換ユーザ対策のオレンジプランとブループランは、つねに200円引の画像
乗換ユーザ対策のオレンジプランとブループランは、つねに200円引
「予想外割」の文字が出た瞬間、会場は何とも言えない空気にの画像
「予想外割」の文字が出た瞬間、会場は何とも言えない空気に
ゴールドプランの内容(1)の画像
ゴールドプランの内容(1)
ゴールドプランの内容(2)の画像
ゴールドプランの内容(2)
ソフトバンク大創業祭キャンペーンの内容の画像
ソフトバンク大創業祭キャンペーンの内容
月額基本料2,880円と、圧倒的な低価格路線を打ち出してきたSBMの画像
月額基本料2,880円と、圧倒的な低価格路線を打ち出してきたSBM
 いよいよ明日10月24日から開始される、携帯番号ポータビリティ(MNP)。前日23日に、ソフトバンクモバイルが記者会見を開催、衝撃的な料金プランを発表した。

 記者会見には、ソフトバンクモバイル(SBM)代表執行役社長兼CEOの孫正義氏が登壇。「auの躍進・SBMの苦戦が予想されている」と分析、それを覆すべく本日の記者会見を開催したという意図を明らかにした。新機種数、Yahoo!ボタン、基地局の増強といった点について説明した後、「価格について今まで説明してこなかった。しかし、我々はYahoo!BBで価格破壊を行い、日本のインターネットを変えた」「ケータイにおいても同じ。ケータイの価格プランは、どの会社のものを見てもあまりにも複雑で分かりにくい」と現状を切り捨てた。

 スクリーンに「そしていよいよ、ソフトバンクは携帯料金に挑戦する」「携帯市場をゼロからリセットしたい」とスローガンが表示されて、ついに新プランが発表された。「オレンジプラン」と「ブループラン」だ。“オレンジ=au”あるいは“ブルー=NTTドコモ”のすべての料金メニューや割引プランと同条件で、そこから200円引きで提供するというものだ。18プラン・24サービスを用意し、以前の割引方法・利用期間がどのようなプランであってもマッチングをとって引き継ぎ、さらに200円引きにするとのこと。

 さらに「他社が対抗値下げをした場合、必ず24時間以内にソフトバンクは値下げをする」と宣言。会場からは、なんともいえないどよめきが起きた。

 そして孫社長が、CMのフレーズそのままに「さらに予想外のプランを発表します」というと、画面に映し出されたのは「予想外割」。最初、思わず苦笑じみた笑いが会場から起きたが、発表が進むにつれ、みな徐々に静まりかえっていった。

 予想外割は、「ゴールドプラン」「新スーパーボーナス」「ソフトバンク大創業祭キャンペーン」の3本柱からなる。ゴールドプランは「通話料0円」「メール代0円」「月額基本料0円」「パケット定額0円」と、とにかくすべてが0円づくし。もちろん、通話料についてはSBM同士、メール代についてはSMS(ショートメール)のみ、月額基本料・パケット定額については加入月から最大2か月間、と、それなりに制限はあるのだが、それでも十分にサプライズな設定となっている。そして肝心のプラン基本料について「月額2,880円(税込)」と、これまた衝撃的な価格が公表された。この価格は、「ソフトバンク大創業祭キャンペーン」期間である、来年1月15日までに加入した場合のみの適用となる。正式な基本料は月額9,600円だが、ゴールドプランでは70%引きの2,880円がずっと適用される。そのほか、ゴールドプランやキャンペーンの詳細は、別図版を参照してほしい。

 (ただし、先に述べたとおりゴールドプランおよびキャンペーン優待の適用は、「新スーパーボーナス」の加入者であることが必要条件。購入時の費用負担は軽く済むが、実質27か月間は機種変更を行いにくくなるなどの制約もあるので、頭の悩ませところだろう)

 さらに孫氏は「ウィルコムより安い」と述べた上で、この5つ(通話料・メール代・月額基本料・パケット定額・月額割引)の“予想外”に加え「第6の予想外もある。これは26日に店頭で発表する」と、まだまだ“隠し球”があることを明言した。MNP予約開始の24日でなく26日になった点については、教育期間や浸透期間を考え26日になったとのこと。発表会見が行われている同時刻、全国9か所でSBMの販売員などにレクチャーが開始されていたのだ。

 孫氏いわく「日本の携帯会社は儲けすぎ。お客様の立場になれば、プランはシンプルにできるし、ケータイの価格は安くできる」「3000通りのシミュレーションを繰り返して、この価格でも行けると考えている」と、ケータイの世界でも“予想外”の風雲を巻き起こす姿勢だ。
《冨岡晶》
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