【ノーテル データ ワールド 2006】日本一長い商店街のアーケードをメッシュネットワークでカバー! -NTT西日本
同実証実験は経済産業省主導のもとに、「ことでん」こと高松琴平電気鉄道を中心に行われているプロジェクト。ことでんが推進するICカードシステム「IruCa」を軸に、同社のネットワーク基盤を高松市街地でのコミュニティエリアネットワークとして活用することを中心に行われている。
プレゼンテーションにたった西日本電信電話ソリューション営業本部ソリューションビジネス部の岩城貴之氏によれば、ICカードシステム「IruCa」を決済システムとして商店街内に配置する際に、ノーテル社のメッシュ型無線LANシステムを用いてネットワーク基盤を整備し、ネットワークの空き帯域を地域住民や観光客に開放することで、「日本一長いアーケードをもつ商店街内に無線LANホットゾーンを構築している」という。なお、実験は11月1日からのスタートとなる。
メッシュ型無線LANシステムとは、既存の無線システムであるIEEE 802.11テクノロジーを利用し、アクセスポイント間をワイヤレス接続し地域内に複数設置。これにより、“点”ではなく、“面”で接続サービスが提供できる。ノーテル社のシステムではアクセスポイント間を5GHz帯を使って中継、通常の無線LANアクセスには2.4GHz帯を使うといったようにネットワークによって周波数帯域をわけて運用することが可能となっており、このシステムを利用することで、今回の実証実験のシステムを構築することができた。
今回のこの実証実験では、企業のプライベートネットワークである「IruCa」システム利用することで、メッシュ型無線LANを安価なネットワークプットフォームとして活用することができ、さらにアーケード内に無線アクセスポイントを複数設置しメッシュ型で接続。これらのインフラを地域住民や観光客に解放することで、地域の情報化への貢献、今後のICカード決済可能な店舗の増加などといったメリットが生まれることが予想されている。
ことでんでは「IruCa」システムを、香港で成功したICカードシステムであるオクトパスカードシステムと同じように成長させ、鉄道会社のICカードだけではなく、地域施設に密接したICカードとして成長させる構想をもっており、そのためにも今回の実験はひとつのマイルストーンとなっている。
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