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ジュニパー、UTMアプライアンス「SSGシリーズ」に小規模・中規模向け製品を拡充

2006年10月3日(火) 20時10分
SSGシリーズのラインナップ。先行発売されたハイエンドモデルのSSG500シリーズに加え、SSG5およびSSG140が加わることで、SOHO、SMB、大規模まで幅広いカバレジでの対応が可能になったの画像
SSGシリーズのラインナップ。先行発売されたハイエンドモデルのSSG500シリーズに加え、SSG5およびSSG140が加わることで、SOHO、SMB、大規模まで幅広いカバレジでの対応が可能になった
ウルトラUTMのイメージ。ファイアウォール/IPsec VPN機能に加えて、侵入検知防御(IPS)や、コンテンツセキュリティマネジメント(CSM)などの機能もオプションで統合できるの画像
ウルトラUTMのイメージ。ファイアウォール/IPsec VPN機能に加えて、侵入検知防御(IPS)や、コンテンツセキュリティマネジメント(CSM)などの機能もオプションで統合できる
SOHO、小規模向けのUTM「SSG5」の画像
SOHO、小規模向けのUTM「SSG5」
中規模向けのUTM「SSG140」の画像
中規模向けのUTM「SSG140」
SSGシリーズ利用のイメージ。規模により製品を柔軟に選択し、既存インフラを活かすことも可能の画像
SSGシリーズ利用のイメージ。規模により製品を柔軟に選択し、既存インフラを活かすことも可能
 ジュニパーネットワークスは10月3日、同社のUTM(Unified Threat Management)アプライアンス「Secure Services Gateway」(SSGシリーズ)に、小規模・中規模向けとなるモデルを拡充すると発表した。

 今回発売されるモデルは、小規模拠点・営業所やSOHO向けの「SSG5」と、中規模拠点・営業所向けの「SSG140」。これらは、既に発売されている「SSG500シリーズ」のエントリーモデルとなるもの。いずれも9月に発表された同社のセキュアOS「Screen OS 5.4」を採用しており、ファイアウォール/IPsec VPN機能に加えて、侵入検知防御(IPS)や、コンテンツセキュリティマネジメント(CSM)などの機能もオプションで統合できる仕様。アンチウイルス、アンチスパイウェア、アドウェア、フィッシング、アンチスパム、Webフィルタリングなどのセキュリティ機能をオールインワンでサポートすることが可能だ。

 たとえば、アンチウイルスはKaspersky社、Web/URLフィルタリングはSurfControl社またはWEBSENCE社、アンチスパムはSymantec社のエンジンというように、各社のエンジンを統合したベストインクラスの機能をそれぞれ統合することで、パフォーマンスを落とさずに管理できるようになる(これを同社ではウルトラUTMと呼んでいる)。

 「SSG5」は、ステーフル・ファイアウォール・トラフィック160Mbps、IPsec VPNスループット40MbpsのUTMアプライアンス。ボックス型で、10/100Base-T×7と、ISDN BRI×1をオンボードに実装している。オプションで、出荷時にWANインターフェイス(ISDN BRI/V.92 RS-232C/AUX)や、無線ネットワーク(IEEE802.11a/b/g)を選択できるため、合計6種類のモデルが用意されている。

 一方、「SSG140」は、ステーフル・ファイアウォール・トラフィック350Mbps、IPsec VPNスループット100Mbpsというハイパフォーマンスを実現するUTMアプライアンス。 10/100Base-T×8と、ギガビットイーサネット×2を実装している。こちらの機種はモジュール型プラットフォームになっており、オプションのWANインターフェイスとして、T1×2、E1×2、ISDN BRI×1、シリアル×2をサポートする拡張スロットを備えている。

 従来から発売されている「Netscreen 5GT」も、先ごろScreen OS 5.4を採用し、UTM機能をサポートすることになったが、SSGではWAN回線・プロトコルへの対応を強化することで、その棲み分けを図っている。同社の小澤嘉尚氏(技術本部副本部長)は「SSGシリーズは、ネットスクリーンで培われたセキュリティ機能と、ジュニパーの血筋となるLAN/WANのルーティング機能を活かしたもの。セキュリティルータとしての販売も促進する」と説明する。

 SSGシリーズ利用のイメージとしては図ようなケースが考えられる。本社やデータセンターなどの大規模ネットワークではSSG500シリーズ、支店・地方営業所・中小規模ネットワークではSSG140を、ネットワークのエッジ部分にはSSG5(有線/無線タイプ)を配置して利用することになる。

 今後、中小企業のセキュリティはセンター側と同レベルのものが求められてくる。また、インターネット接続(WAN)への帯域拡大や、本社以外に勤務する従業員が増加する一方で、セキュリティリスクが増大している。IT管理者不在の拠点や営業所などにおいて、さらに複雑なセキュリティ管理をするためには、統合型セキュリティ機能は欠かせないものになるだろう。
《井上猛雄》
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