「メンテナンス不要の高性能アンチスパム」 -センドメールの新アプライアンス

2006年10月2日(月) 22時47分
ENBスパムフィルタの画像
ENBスパムフィルタ
「コラボレーション方式」の構成の画像
「コラボレーション方式」の構成
センドメール社長 小島國照氏の画像
センドメール社長 小島國照氏
 センドメールは2日、同社の販売パートナーであるCSK Winテクノロジ、テンアートニの2社とともに、中小企業向けのセキュリティアプライアンスサーバ「EasyNetBox for Spam Filter poweredby Sendmail」(ENBスパムフィルタ)を発表した。

 ENBスパムフィルタに搭載されている迷惑メール対策フィルタは、日本国内の大手ISPや企業で多数の実績がある。検知率は98%以上、誤検知率は0.0001%とほぼゼロに近く、言語や地域にも依存しない精度を備えていると言う。スパムブロック技術には、ユーザーから寄せられる迷惑メール情報を元にスパムメールを特定する「コラボレーション方式」が採用されているためチューニングがほとんど不要で、専任のメールシステム管理者を持たない中小企業でも導入しやすい。

 コラボレーション方式は、(1)スパムメール情報を収集するためのネットワーク、(2)レポートを寄せたユーザーの信頼度を評価する「トラストシステム」、(3)内容や言語に依存しないスパムメールの特徴(フィンガープリント)が登録されたデータベース、の3つの機能で構成される。また、データベースはユーザーから報告を受けるとほぼリアルタイムで更新される。

 センドメールの小島社長は、「今後スパムメールはますます増加すると言われるなか、より多くの人が参加することによってフィルターの精度を向上させていくスパムブロック技術は、アンチスパムのWeb 2.0である」と述べた。また、これまで「アンチスパムの精度向上にはチューニングが不可欠」という考えが常識となっていたことに言及し、同社のアンチスパムを中小企業向けに低価格で販売することによって、「メンテナンス不要の高性能アンチスパムを多くのユーザーに体感してもらいたい」とも語った。

 ENBスパムフィルタ製品は、既存のメールシステムへのアドオンとして提供される。A4サイズの省スペース型でファンレス設計。Webベースの管理画面を備え、各種レポートをリアルタイムでグラフ表示できるダッシュボード機能も持つ。

 3社の協業体制としては、センドメールがソフトウェア、テンアートニがハードウェア、CSK Winテクノロジがサポートをそれぞれ提供する。なおテンアートニは、2006年11月6日よりサイオステクノロジーに社名変更される。

 ENBスパムフィルタの販売価格は、100ユーザーモデルが655,000円(税別)、200ユーザーモデルが810,000円(税別)。2006年10月10日より出荷を開始し、向こう3か月の販売目標は約300台。
《柏木由美子》
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