子どももWeb2.0の時代〜子どもの5.9%がブログやSNSを利用
席上、子ども向けのポータルサイト「キッズgoo」担当課長の渡辺純子氏と、ネットリサーチサービス「gooリサーチ」担当課長の岡村栄一氏が、それぞれのもつデータをもとに説明した。
まず岡村氏は「第4回小学生のインタネット利用に関する調査」を引用しながら、「約2割の子どもが家庭で自分専用のパソコンを所有している」と現状を語った。
また家庭におけるインターネットの利用時間は、「週1時間以上が過半数を占め、週7時間以上利用する子どもも約1割いる」と分析した。ネット利用は低年齢化が進んでおり、初めてネットを使い始めた時期は「3〜5才が約3割ともっとも多い」という。
おもしろいのは家庭でネットを何に使っているかだ。「約半数が勉強のための検索に使っている」が、ホームページやブログ、SNSなどの情報発信系サービスを利用している子どもも5.9%いる。
一方、学校における利用動向に関しては、「週に1時間以上利用している子どもが約3割、週に2時間以上が10.5%」を占める。
このほか岡村氏によれば、パソコン・ネット利用について4割以上の家庭で親が子どもを教育している。そのうち約6割が親の知識や経験をもとに教えており、「親のITリテラシーがそのまま子どものITリテラシーに影響する傾向にある」とした。また約6割の家庭が、利用にあたって接続時間や時間帯などに関してルールを設定している。
最後に岡村氏はまとめとして、「子どものネット利用は今後も拡大する。禁止するのではなく、いかに有効活用させるかがポイントだ。将来、ITを使いこなせる人と使えない人の間で情報格差が出ないよう、早い時期から利用促進するのが重要だ」などと語った。
一方、渡辺氏は、「キッズgoo」内における子どもの利用動向について説明した。まず学校におけるネット利用では、検索の上位100ワードのうち、学期中は「学習ワードが約7割を占めている」という。
また今年6月26日〜7月2日の1週間を例に取ると、「ゲーム」が不動の1位だった。ただし2〜4位は「織田信長」「ことわざ」「リサイクル」「豊臣秀吉」と、学習のためのワードが上位にきている。
さらに学習ワードの傾向としては、「介助犬やバリアフリー、ユニバーサルデザインなど、福祉関連の言葉が増えている」という。
渡辺氏はまとめとして、「受信ばかりでなく、子どもの情報発信が増えている。今後は、発信者としてのルールやマナーを教えていく必要がある。ネット利用の低年齢化は進んでおり、モラルの形成を社会全体で考える時期にきているのではないか」などと語った。
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