アッカ、ウィルコム、マイクロソフトが「M2M」でコンソーシアム
M2M(Machine to Machine)とは、さまざまな機器を通信ネットワークでつなぎ、データ収集・分析、遠隔監視・制御などを行い、環境や省エネ、医療、防災などさまざまな産業分野での実用化が期待されている通信サービスである。
M2Mコンソーシアムへの参加を予定している企業・団体は21社(2006年9月6日現在)。参加企業間で情報共有、実証実験などを行い、1年後には同コンソーシアム発のソリューションを商用展開させることを目指す。コンソーシアム内にはワーキンググループが構成されており、設立時点ではM2M基盤技術WG(帯域を有効活用するためのデータフォーマット統一化など)、製造業WG(産業機械の遠隔監視、工場の遠隔制御など)、流通業WG(POSのASPサービス、会計サービスなど)の3つであるが、随時追加予定とのことである。
M2Mコンソーシアムを設立した経緯として、アッカ・ネットワークスの湯崎氏は、「M2Mサービスの提供にあたっては機械、ネットワーク、アプリケーションの各技術を融合させ、各現場に適したソリューションが必要になるが、これまでは機器メーカー、通信事業者、SIer、ソフトウェアベンダーら各プレイヤーが個々に展開してきており、M2M市場の活性化のためには各プレイヤーが連携できる仕組みが必要であった」と説明した。このような状況を背景に、基盤インフラを所有するアッカ、ウィルコム、マイクロソフトの3社が発起人となって同コンソーシアムが設立された。
また記者発表では、3社それぞれのM2Mコンソーシアムに対する期待とビジョンがプレゼンテーションされた。
マイクロソフトの眞柄氏は、「POS、ATM、FAを始めとした産業機器への組込みOSを10年以上提供してきた実績のもと、M2M市場へのマイクロソフト製品・サービスの普及促進、およびパートナーとの連携による同市場でのエコシステム確立を目指す」と語った。
ウィルコムの瀧澤氏は、「すでに同社がM2M市場で展開しているエレベータ監視システムやカーナビシステムなどとの連携、または応用を目指し、同社のパートナーに対するワイヤレスネットワークを活用した新しいビジネス機会の創出に貢献したい」と話した。
またアッカ・ネットワークスの湯崎氏は、「WAN向け法人サービスの延長としたサービス展開を期待すると同時に、低コストかつ広帯域の通信インフラを提供することによってM2M市場の課題解決および夢の実現に貢献したい」と述べた。
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