秘密情報を盗む脅威が増加 〜シマンテック、セキュリティ脅威レポートを発表

2006年3月15日(水) 19時01分
シマンテックは、2005年下半期のセキュリティ動向をまとめた「インターネットセキュリティ脅威レポート(ISTR) Vol.9」を発表したの画像
シマンテックは、2005年下半期のセキュリティ動向をまとめた「インターネットセキュリティ脅威レポート(ISTR) Vol.9」を発表した
© 1995 - 2006 Symantec Corporation. All rights reserved.
 シマンテックは、2005年下半期のセキュリティ動向をまとめた「インターネットセキュリティ脅威レポート(ISTR) Vol.9」を発表した。それによると悪意のあるコードの報告件数トップ50のうち、80%が秘密情報を漏洩させる可能性のあるものだった。

 3月15日に開かれた記者説明会では、同社コンサルティングサービス部の山内正部長がレクチャーし、「秘密情報の盗難やオンライン詐欺などのほか、脆弱性情報が売買されるケースも増えている。上半期に引き続き、営利目的の脅威が増加傾向にある」などと分析した。

 たとえばDoS攻撃は1日平均1402回(前期比51%増)と激増しているが、「DoS攻撃を行う」ことをネタに脅迫するケースも増えているという。ブロックしたフィッシングメールの総数も14億5,000万件に達しており、1日あたりでは多いときで1,700万件になった。

 またシマンテックによれば、ボットに感染したコンピュータの数は1日平均9,163台を観測し、国別ではアメリカの比率が最も高くボット感染PC全体の26%を占めた。その一方で中国の件数が急増しており、中国の増加率は37%になった。

 一方、同社が確認した新たな脆弱性は、1895件と過去最高を記録した。このうち特にWebアプリケーションの脆弱性が69%を占めており、WebアプリケーションやWebブラウザが攻撃のターゲットになるケースが増えている。

 このほか悪意あるコードの傾向としては、「モジュール型」のものが増加した。モジュール型のコードには、初めは限られた機能しかない。だが狙ったホストにインストールされてから、ほかの機能をダウンロードして自分自身をアップデートする。今期は悪意あるコードの報告件数トップ50のうち、こうしたモジュール型のコードが実に88%を占める結果になった。
《松岡美樹》
注目の情報[PR]

注目ニュース

 シマンテックは3月8日に、スパムメールに関するユーザ実態調査の結果を公表した。インターネット利用歴3年以上のインターネットユーザ(年代別男女1,100名)を対象に、1月に実施されたもの。

 キングソフトは、3月14日(火)からスパイウェア対策ソフト「キングソフトアンチスパイ2006+」を同社のWebサイトにて、無償で配布する。対応OSは、Windows 98/ME/2000/XP。

 2月17日現在、ウイルス対策ソフトなどセキュリティソリューションを提供する複数の会社が、Mac OS Xでは初めてとなるウイルスの出現に警告を発している。

シマンテック、Windows Vista対応の次世代セキュリティサービスのコンセプトと概要を説明

 シマンテックコーポレーションは14日、個人ユーザ向け次世代セキュリティサービス「Genesis」に関する記者説明会を開催、同社のアジアパシフィック&ジャパンコンシューマ&SMB担当シニアディレクター...

 シマンテックコーポレーションは8日、Windows VistaおよびWindows XPに対応する個人ユーザ向け次世代セキュリティサービスを現在開発中であることを発表した。

RSS

特集・連載

ブロードバンド/無線LANスポット検索

ブロードバンド検索
-

ピックアップフォト