NTTコムウェア、フィッシング対策ソリューション「フィッシュカット」を販売

2006年3月13日(月) 17時24分
 NTTコムウェアは、電子透かし技術を利用したフィッシング対策ソリューション「PHISHCUT(以下、フィッシュカット)」を4月中旬より販売する。

 実在する金融機関などを装ってメールを送りつけ、メールの受信者を偽装Webサイトに誘い、利用者IDやクレジットカード番号などの個人情報を入力させて盗み出すフィッシング詐欺が社会問題になっている。「フィッシュカット」は、こうしたフィッシング詐欺から個人情報を守るソリューションだ。

 「フィッシュカット」は、金融機関やインターネットバンキングなどのWebサイトに電子透かしを埋め込み、利用者がこれらのWebサイトを利用してIDやクレジットカード番号などを送信する際、送信先のWebサイトが本物かどうかを判断する。

 しくみはまず、NTTコムウェアが提供する「認証システム」が、あらかじめ電子透かしに埋め込まれた情報と、Webサイトの情報とを比較検証する。その結果、電子透かしのある正しいWebサイトであれば情報を送信し、フィッシングサイトの疑いがあるWebサイトの場合はブラウザに警告を表示して、送信を中止する。

 「フィッシュカット」は、Webサイトに埋め込む「電子透かし」と、ブラウザ端末に必要な専用ソフトウェア、「認証システム」の3つで構成されている。Webサイト側では、認証システムから入手した電子透かしをWebサイトに設定し、正規のWebサイト情報を登録しておく。特別な装置などは必要なく、利用者側も認証システムから専用のソフトウェアをダウンロードするだけだ。

 またダウンロードした専用ソフトウェアにあらかじめ重要な情報を登録しておけば、電子透かしのないWebサイトへ送信する場合に、情報を送信するかどうかを選択する警告を表示することもできる。

 認証サーバや専用ソフトウェアの配付サイトはNTTコムウェアが用意し、ASP形式で提供する。たとえば1銀行の場合で、認証システムへのアクセスが1か月に25万件以下であれば、サービス使用料金は月額50万円からになる。

 同社では銀行などの金融機関へ展開し、今年4月からの3年間で6億円の売上を目指している。
《松岡美樹》
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