ソフトバンクとライブドア −それぞれのモバイルネットワーク戦略
このひとつに、音楽や映像配信、フルブラウザなど携帯電話の付加価値サービスがインターネットとの垣根を取り払いつつある現実があると考えられる。これからのIT市場の中心がモバイルネットワークにシフトしていくのは必至である。だとすると、インターネットビジネスに軸足を置くソフトバンクとして携帯電話市場への参入は必然かもしれない。
また、ライブドアはすでに「livedoor Wireless」という無線LANスポットサービスを首都圏を中心にはじめようとしている。ソフトバンクは、事業免許取得によって正面玄関から市場に参入を果たしたのに対し、ライブドアは無線LANとスカイプなどのインターネットサービスによってモバイルネットワーク市場の覇者を目指している。
携帯電話(移動体通信)と無線LANの今後を占う上で重要なキーワードは「4G」(IMT-Advanced)と「WiMAX」といわれている。とくにWiMAXは各種のセミナーなども盛んにおこなわれている注目技術である。無線LAN技術でありながら、スペック的には携帯電話のサービスにも使えるほど電波の到達範囲がひろく(半径50km)、通信速度は75Mbpsが可能である。携帯電話ネットワークと無線LANネットワーク(インターネット)が融合しようとしているのかもしれない。
(中尾真二)
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