ソフトバンクとライブドア −それぞれのモバイルネットワーク戦略

2005年11月11日(金) 18時47分
 11月10日、ソフトバンク傘下のBBモバイルほか、イー・モバイル、アイ・ピー・モバイルの3社が携帯電話の通信事業者免許が認められたと発表した。大手3キャリアの寡占状態が続く携帯電話市場の開放という意味も重要だが、免許事業なゆえにサービスの維持やインフラコストなど規制や制限の多い市場に参入する理由は何か。

 このひとつに、音楽や映像配信、フルブラウザなど携帯電話の付加価値サービスがインターネットとの垣根を取り払いつつある現実があると考えられる。これからのIT市場の中心がモバイルネットワークにシフトしていくのは必至である。だとすると、インターネットビジネスに軸足を置くソフトバンクとして携帯電話市場への参入は必然かもしれない。

 また、ライブドアはすでに「livedoor Wireless」という無線LANスポットサービスを首都圏を中心にはじめようとしている。ソフトバンクは、事業免許取得によって正面玄関から市場に参入を果たしたのに対し、ライブドアは無線LANとスカイプなどのインターネットサービスによってモバイルネットワーク市場の覇者を目指している。

 携帯電話(移動体通信)と無線LANの今後を占う上で重要なキーワードは「4G」(IMT-Advanced)と「WiMAX」といわれている。とくにWiMAXは各種のセミナーなども盛んにおこなわれている注目技術である。無線LAN技術でありながら、スペック的には携帯電話のサービスにも使えるほど電波の到達範囲がひろく(半径50km)、通信速度は75Mbpsが可能である。携帯電話ネットワークと無線LANネットワーク(インターネット)が融合しようとしているのかもしれない。

(中尾真二)
《RBB TODAY》
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