NTT Com、e-Japan構想に基づくテラビット級ネットワーク制御技術の相互接続実験に成功

2005年11月11日(金) 16時29分
NTT情報流通基盤総合研究所、日本電気システムプラットフォーム研究所、富士通フォトニクス事業本部、日立製作所中央研究所から、各メンバーが集結しての発表会となった左よりNTT情報流通基盤総合研究所 深澤友雄氏、日本電気 システムプラットフォーム研究所 荒木壮一郎氏、富士通 フォトニクス事業本部 中後明氏、日立製作所 中央研究所 坂本健一氏の画像
NTT情報流通基盤総合研究所、日本電気システムプラットフォーム研究所、富士通フォトニクス事業本部、日立製作所中央研究所から、各メンバーが集結しての発表会となった左よりNTT情報流通基盤総合研究所 深澤友雄氏、日本電気 システムプラットフォーム研究所 荒木壮一郎氏、富士通 フォトニクス事業本部 中後明氏、日立製作所 中央研究所 坂本健一氏
 11月11日、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、テラビット級ネットワーク制御技術の相互接続実験に成功したことを発表した。発表には、NTT、日本電気、富士通、日立製作所の研究部門スタッフが顔を揃え、主にNTTコミュニケーションズ第二法人営業本部の小林豊幸氏、松岡英晃氏から内容が発表された。

 まず本プロジェクトがe-Japan構想に基づく「3000万世帯による高速アクセス、1000万世帯による超高速アクセス」を実現するスケーラビリティ確保のための研究であることを前置きし、その実現のために光ネットワーク(フォトニック・ネットワーク)とIPネットワーク(ルータ・ネットワーク)の使い分けと組み合わせを進めるものであることが説明された。

 具体的な実現手法としては、パケット通信量の多い拠点間をコアルータが特定し、CDNルータからの要望に応じてその拠点間に直結する光パス(フォトニック通信路)を動的に割り当てることで転送能力を向上させる技術が核となる。これは、(1)レイヤ間連携型トラフィック・エンジニアリング技術(2)自立分散制御型の障害回復技術(3)高速経路計算・設定技術(4)キャッシュ連携コンテンツ配信技術(5)ルータの経路計算性能を大幅に向上する技術の5つからなる。

 これらの技術を実装した試験機を開発・相互接続することで10月下旬に実験は行われ、転送量の増大と経路最適化を確認、成功を収めた。将来的には本技術が標準化されることで、日本国内のバックボーンをより強化できることとなる。
《冨岡晶》
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