セキュリティ対策ソフトが100万本まで1年間タダ! 中国キングソフトが大胆な新規参入策

2005年9月14日(水) 18時30分
 キングソフトは、中国で市場占有率第1位の総合セキュリティ対策ソフト「金山毒覇」を日本語化し、「キングソフトインターネットセキュリティ2006」として9月14日に発表し、同時に100万本を無償提供という画期的な販売方法を展開する。

 金山毒覇は、中国の金山軟件股■有限公司(きんざんなんけん こぶん ゆうげんこうし、以下中国キングソフト)が自社開発し、これまで中国内で販売していた製品。現在、中国では海外製品を抑えて最も利用されるセキュリティ対策ソフトとなっているという。

 日本のセキュリティ対策ソフト市場は現在、大手数社の寡占状態にあり、中国での実績があっても新規参入は難しいと判断。100万本無償配布という販売方法を採用することにしたという。

 中国の一般向けソフトウェア企業が、日本市場をターゲットに本格的に参入するのは、キングソフトが初めてだという。なおキングソフトは中国キングソフトの日本支社として2005年3月に設立された。

 キングソフトインターネットセキュリティ2006は、アンチウイルス、ファイヤウォール、アンチスパイの機能を備えた総合セキュリティ対策ソフト。一度のインストールで3つの機能が利用できる。動作の軽さと、2年目以降に継続利用のために支払う金額が1年間980円と安価なことが特長だという。

 キングソフトインターネットセキュリティ2006は9月14日午後4時より、キングソフトのWebページからダウンロードできる。提供開始後から100万本までの利用開始者は、製品を1年間無償で利用できる。2年目以降に継続して利用する場合の料金は1年間980円。また、100万本完了後は、無償期間が6か月、その後1年間が980円となる。

 キングソフトでは業界では最安値の価格と長期の無償提供期間を実現できた理由について、中国ですでに製品化しているため開発コストを低く押さえられたことを挙げている。他社製品への乗り換えに保守的なジャンルへの新規参入であるだけに、まずは多くのユーザーに使ってもらい、品質の良さを実感して欲しいとしている。

※■は「にんべん」に「分」
《小笠原陽介》
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