総務省、5GHz帯無線LANの屋外利用にともなう周波数割り当て変更に関するパブリックコメントを公開 | RBB TODAY
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総務省、5GHz帯無線LANの屋外利用にともなう周波数割り当て変更に関するパブリックコメントを公開

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 総務省は、5GHz帯無線アクセスの導入に向けて周波数割り当ての変更案を公開していたが、これについて寄せられたパブリックコメントを公開した。この割り当て変更は、2002年12月に実施される予定。

 5GHz帯を無線LANアクセスに公開する方針そのものに反対する意見はなかったようだが、従来の割り当てが無くなる、あるいは帯域を移動させなければならない周波数帯を現在用いている電気通信事業者や放送事業者からは、移行負担の補償や助成の要望、あるいは割り当て変更には地上波デジタル放送への移行完了(現在はH.24/2012年を予定)を前提とするよう要求する声も出ていた。現在、地上波デジタル放送については予定どおりのアナログ放送終了が可能かどうかを危ぶむ声があり、電波行政における総務省のリーダーシップが求められる。

 無線アクセスとは、無線LAN装置などを屋外に設置して、接続サービスに使用するもの。現在は、スピードネットやMISのようにISM帯の2.4GHzを使用するIEEE802.11bベースのサービスが主流だが、これにあらたに5GHz帯を開放しようというのが今回の割り当て変更案の目的。ISM帯は802.11シリーズの無線LAN以外にも、Bluetoothや電子レンジなども使用しており、クリーンな電波環境ではないという問題があったが、専用に割り当てられた5GHz帯であれば混信による障害などが避けられる上、伝送能力も高まる(IEEE802.11aでは最大54Mbps)というメリットがある。
《RBB TODAY》
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