ユビキタスを狙うMIS。IPタネリングをベースにした新たな固定IPアドレスサービス。セキュリティを確保しつつがMISらしい | RBB TODAY

ユビキタスを狙うMIS。IPタネリングをベースにした新たな固定IPアドレスサービス。セキュリティを確保しつつがMISらしい

ブロードバンド その他

 MISが新たなサービス「natcracker(ナットクラッカー)」を本日より投入する。

 natcrackerは、MISが固定IPアドレスを割り振るサービスで、契約者のアクセスラインはまったく関係しないIPタネリングサービスといえる。MISはnatcracker契約者に対して固定IPアドレスを割り振り、固定IPアドレスと利用者端末の間は、VPNサービスベースで接続する。契約者は、インターネット接続時にvtunなどのIPタネリングソフトウェアを立ち上げ、タネリングサーバとの間で接続を確立しておく必要があるが、実質的にユビキタスネットワーク環境下においてもセキュリティの高い通信が実現する。また、固定したホスト名を使ってネットワーク接続ができるようになる。

 MISのnatcrackerサービスは、MIS利用者に限定せず、オープンにしたことが最大の特徴となる。無線LANやブロードバンドアクセスラインなど、利用者のアクセスラインを問わない。また、ホスティングサービスのように特定機能を別のサーバで提供するわけではないので、P2Pアプリケーションを利用した通信も実現できることが大きな特徴となる。

 natcrackerの料金は年間9,800円で、逆引きオプションは年間3,600円と別途用意される。契約者は、自ら運用するDNSサーバを利用して正引き設定さえしておけば、ホスト名を使ったアクセスも実現できるようになる。

 無線LANサービスとしてはMISが先行したが、多くの公衆無線LAN事業者が同様のサービスを検討している。MISがサービスを投入したことで、他社も類似のサービスを今後追従して投入することが予想される。MISはすでに投入している無線LANサービスにおいてもセキュリティを重視してビジネスクラスでの利用でも安心して使えるサービスを提供してきた。これに開かれたタネリングサービスを投入することで、ユビキタスなネットワークに、移動している利用者も呼び出せるP2P環境も整ったといえる。MISは相互コミュニケーションを主体としたユビキタスネットワークのビジネスをこれまで描いており、natcrackerの投入により、さらにその世界に近づいたといえる。
《RBB TODAY》

編集部のおすすめ記事

page top