トレンドマイクロ、2002年6月のウイルス感染レポートを発表。件数は減少したもののKLEZの猛威衰えず | RBB TODAY
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トレンドマイクロ、2002年6月のウイルス感染レポートを発表。件数は減少したもののKLEZの猛威衰えず

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 トレンドマイクロは、2002年6月度のウイルス感染被害レポートを公表した。それによると、もっとも被害および発見件数が多かったのはWORM_KLEZ(クレズ)の2,809件で、2位のWORM_BADTRANS.B(バッドトランスB)の160件を大きく上回る状態が続いている。5月度のWORM_KLEZの報告数が4,455件なので、数字自体は1,600件ほど減ってはいるものの、感染件数自体はいまだ圧倒的だ。

 今月あらたにランキングに登場したのはJS_NOCLOSE.Eで、特定URLに接続したまま、ウィンドウを閉じられなくしてしまうというもの。このほか、9位にWORM_ALIZ(アリズ)が復活しており、ウイルスの根絶の難しさがあらためて示されたといえるだろう。

 先月の時点で、5月末になってKLEZの感染が減ってきているというコメントがあったが、どうやら確かにKLEZは収束し始めてきているようだ。ただ、KLEZは発病時も目立たず破滅的な動作もしない。さらに亜種には送信者詐称を行うタイプもあり、一定以下には減っていかないおそれは十分にある。「最近はKLEZメールも来なくなったから・・・」といってウイルス対策を止めてしまわず、用心を続けていただきたい。

 トレンドマイクロ発表の2002年6月度のウイルス被害ランキングは以下のとおり。

順位 ウイルス名 被害件数 先月の順位と件数
1位→ WORM_KLEZ 2809件 (1位・4455件)
2位→ WORM_BADTRANS.B 160件 (2位・252件)
3位↑ MTX 85件 (4位・87件)
4位↓ JS_EXCEPTION.GEN 62件 (3位・165件)
5位→ NIMDA 35件 (5位・68件)
6位→ PE_ELKERN.D 30件 (6位・62件)
7位↑ JS_NOCLOSE.E 24件 (初登場)
8位↑ VBS_REDLOF.A 23件 (9位・17件)
9位↑ WORM_ALIZ 16件 (圏外)
9位↓ PE_FUNLOVE 16件 (7位・29件)
《RBB TODAY》
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