NTT-MEがVPNの新サービス提供とVoIPサービスのOEM供給。BBサービスのスケールに積極的 | RBB TODAY

NTT-MEがVPNの新サービス提供とVoIPサービスのOEM供給。BBサービスのスケールに積極的

ブロードバンド その他

 NTT-MEは、ブロードバンドビジネスとして、B2B向けのビジネス展開を本格的に開始する。今回発表となったものは、VPNの新サービス提供とVoIPサービスのOEM供給の2つ。

 NTTグループの中で、NTT-MEはもっともエンドユーザに近いところでの作業を得意としてきたが、そのモデルはあくまでもNTT東西の下で、エンドユーザに近い工事を一手に引き受けてきたという、B2B主体でエンドユーザにアプローチするB2B2Cの形態だ。あくまでもNTT-MEのビジネスの中心は技術者の派遣・作業提供であり、NTT-ME自体が表面にたったビジネスはそう多くはなかった。今回、NTT-MEは代表取締役社長として石川宏氏の着任を受け、すべてのビジネスに対してB2Bを中心として展開するビジネスモデルの模索へと入ったといえる。

 NTT-MEは、「もっとはやくたしかに ブロードバンドで未来を造るNTT-ME」をスローガンに、ブロードバンドビジネスに積極的に参入することを明らかにした。石川社長によると、「B2Cを狙う前にB2BもしくはB2B2Cとしてサービスを提供する」としており、これまでのNTT-MEのビジネスの原点であるB2BやB2B2Cビジネス同様の形で、ブロードバンドサービスをOEM提供することになる。

 今回の発表がそのスローガンにのっとった最初の品目となるが、用意されたサービスは、B2B向けのVPNサービスとVoIPサービスのOEM供給という2つである。

 「エンタープライズVPNサービス」は、IPSecをベースにしたVPNサービスで、先行して提供しているVoIPサービスとの共存ができることが特徴である。ビジネスターゲットとして、これまでVoIPサービスを導入してきた会社、ならびに検討している会社に、VoIPにプラスαの価値を提供する品目という見方もできる。サービスは3種類あり、接続端末数を10台までに固定した「エンタープライズVPN ADSL 10」が月額利用料金が18,900円となる。また、接続端末台数を無制限とした「エンタープライズVPN ADSL E」が月額25,800円となる。また、ADSL接続だけに限らずBフレッツ接続にも対応した「エンタープライズVPN BF 10」は、接続端末数が10台限定で、月額22,600円となる。なお、いずれも初期費用として71,500円が必要。なお、初期料金の中には、IPSecGWの設定料金やルータの設定料金も含まれる。

 同時に発表となったVoIPサービスのOEM提供は、これまでNTT-MEが提供しきたWAKWAKコールシリーズのサービス部分をOEMとして提供するものになる。OEMでの提供料金は全国一律3分10円で、発着信側共に公衆電話回線の場合は3分20円となる。NTT-MEはWAKWAKコールシリーズのサービス提供のために、すでにXephionバックボーン上に音声専用の帯域を設けると共に二重化によって高品質のバックボーンを作り上げた。この海外接続も含めた全国網のVoIPサービスのためのバックボーンとVoIPサービス自体(VoIPゲートウェイなど)の提供がOEM提供の主となり、基本的にRadiusによる認証サーバだけがあればVoIPサービスを提供できるようになる。NTT-MEによると、XephionのVoIP網は遅延とパケットロスを完全コントロールしたネットワークで、今後電話番号が発行されるVoIPサービスにも完全適合した形になる。VoIPのOEM供給はISPを中心に提供されるが、NTT-MEはISPに対してXephion網に直結することを求めてはいない。ただし、IX経由ではXephion網に到達するまでの間の品質を保証できなくなるため、電話番号取得を前提としサービスを提供するのであれば、品質維持のために音声網部分だけでもXephion網に直結する必要がありそうだ。

 なお、NTT-MEは今後ブロードバンドサービス全体のOEM供給を検討してている。すでにNTT-MEはISPサービス(WAKWAK)のOEM提供をしいるほか、無線サービス(昨日発表分)に加え、本日のVoIPサービスの提供にとどまらず、iDC、CDNもOEMサービスとして提供する予定でいる。
《RBB TODAY》

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