WINQプロジェクトでは、ソマ・ネットワークス(米)のW-CDMA端末「SOMAport」を使用して、下り最大5.12Mbps、上り最大319kbpsの接続が可能。また、SOMAportはデータと同時に音声での通話も可能となっており、端末本体に2台の電話機が接続できる。WINQの実験ネットワークは一般加入電話網とも接続されるので、加入電話や携帯電話との通話も可能となる。
(写真:SOMAport)
基地局のカバーエリアは金沢市のほぼ全域で、基地局から半径4km圏内では、下り1Mbps以上が見込まれている。アクセスポイントを大量に設置してカバーエリアを稼ぐ2.4GHz帯無線LANベースの技術とは方向性の大きく異なるプロジェクトだ。
実験は、2002年9月初旬から2003年8月末まで1年間実施される予定で、モニターへの応募は7月上旬から。端末貸与は無料で、100台程度が予定されている。