情報通信総合研究所がインターネットの普及予測。もはやインターネットは定額・常時接続 | RBB TODAY
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情報通信総合研究所がインターネットの普及予測。もはやインターネットは定額・常時接続

ブロードバンド その他
 情報通信総合研究所は、インターネットの普及予測をした。同所によれば2005年には1億人がインターネットを利用し、そのうちブロードバンド環境の利用者は3,000万と予測する。

 現状のインターネット利用状態は約半数がインターネットを利用している。この成長は今後も続き、しかもブロードバンド環境下の利用者が大幅に増加することで、2005年は3,000万世帯の利用者となり、8,000万人がインターネットを利用するとしている。特にADSLが牽引役となり、徐々にFTTHの比率が高まると情報通信総合研究所は予測する。

 加えて、情報通信総合研究所は現状のインターネット利用状態をまとめており、1999年12月と2001年12月での利用比率推移を公開している。資料によると、定額制料金での利用者は31.6%から76.6%へと増加しており、インターネットはほぼ定額制のイメージが固定してきたといえる。また、常時接続環境への推移率も顕著で、1999年時点で0.6%であった常時接続利用者が、2001年12月には17.3%へ増加している。いずれも定額制の高まりが常時接続の高まりを助け、常時接続率の高まりが定額制の高まりをお互いに助ける状態におり、今後この流れは100%に近づくものとみられる。

 また、ブロードバンド環境下に推移した利用者の流れをとらえ、情報通信総合研究所は、ブロードバンド環境前後でのインターネット利用コンテンツの推移もまとめている。集計結果によると、ブロードバンド環境になることで総じてインターネットコンテンツの利用度合いもあがる。電子メールのようなナローバンド環境下アプリケーションであっても、利用率が91.2%から94.1%に向上しているが、それよりもブロードバンド環境にマッチしたコンテンツの利用が著しく利用度合いが高まっている。利用比率をみると、電子メール(94.1%)、ネットサーフィン(84.7%。11.9%増)には及ばないものの、オンラインショッピング(61.2%、17.7%増)、ソフトウェアのダウンロード(63.6%、20.2%増)の利用率が顕著にのびている。特に利用頻度が高まったものとして、ストリーミングコンテンツ(31%、24.6%増)があり、最近のエンタテイメント系ストリーミングコンテンツが徐々に浸透しつつあるといえる。
《RBB TODAY》
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