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1人でも、短時間でも楽しく遊べるMMORPG「LastChaos(ラストカオス)」の魅力を探る
LastChaos(ラストカオス)
 今やコンピュータゲームの一大人気ジャンルとなったMMORPG(Massively Multiplayer Online Role Playing Game)。レアアイテム探しやキャラクター育成と同時に、複数のユーザー同士が協力しあえる楽しさで人気だ。ドリームエンターテイメントがテクノブラッドと協力して新たに提供する「LastChaos(ラストカオス)」は、本格フル3D MMORPGながら、1人でも楽しめるシステムを盛り込んだ意欲的な作品になっている。プレオープンβテストを実際に体験し、その魅力の一端に触れてみた。
オーソドックスなプレイフィール
 ラストカオス(韓国NAKO Entertainment開発)は、国家や種族間の争いが続くアイリス大陸を舞台に、自分の分身となるプレイヤーキャラクター(以下PC)を作成して成長させていく3D MMORPG。ゲーム序盤では、モンスターの戦闘やクエストをこなしつつ、レベルを高め、アイテムを揃えていくのが主な目的だ。

 クライアントソフトのインストールやユーザー登録を済ませたら、まずはPCの作成だ。タイタン、ナイト、ヒーラー、メイジ、ローグの職業の中から1つを選ぶ。なおオープンサービス開始以降はもう1つの職業「ローグ」が解禁され、合計5種類から選択できるようになった。このほかに顔つきや髪型を変更して、個性ある外見にすることもできる。

4種類のキャラクターから選ぼう 作成したら早速開始!
  オープンサービスでは合計5種類の職業からキャラクターを選ぼう   作成したら早速開始!  

 ゲームの操作法も、基本部分は非常にシンプル。フィールド上の場所をマウスカーソルで指定して左クリックすると、そのポイントまでPCは自動的に移動する。視点変更にはマウスの右ボタンを押しながらマウスを動かそう。またホイール付きのマウスであれば、視点の拡大・縮小もホイールで行なえる。Windowsパソコン向けのMMORPGとしては、非常にオーソドックスな操作方法なので、オンラインゲームを少しでもプレイしたことがある方なら、とまどうことなく始められるだろう。

 またMMORPGの核となる、モンスターとの戦闘も非常に簡単。街を出てモンスターを発見したなら、目的となるモンスターを左クリックするだけだ。あとはどちらかが倒れるまで、自動的に戦闘が続く。戦闘途中に逃げ出すこともできるが、ゲーム序盤ではモンスターも弱いので安心して戦闘を進めよう。

冒険のスタート地点。多くのプレイヤーが集まる モンスターにカーソルを合わせて左クリックするだけで、自動的に戦闘が始まる
  冒険のスタート地点。
多くのプレイヤーが集まる
  モンスターにカーソルを合わせて
左クリックするだけで、
自動的に戦闘が始まる
 

 ゲーム開始後は、ジュノという地域のランドルという街を拠点に活動する。この街の周辺でモンスターを狩ったり、街にいるNPCから依頼=クエストを受け、その達成の見返りに経験値やアイテムを獲得していく。貯まったナス(ラストカオスの世界における通貨単位)で武器や防具も少しずつ強化していこう。戦闘で得られる熟練度ポイントを消費して、スキルを増やしていくのも戦闘を楽にするコツだ。

レベルアップでクエストを獲得

 クエストの進行には、PCのレベルが深く関わっている。クエストの獲得方法にはいくつか種類があるが、ゲーム序盤で忘れてはならないのがPCのレベルアップによって自動発生するクエストだ。レベルアップと同時に画面右下にアイコンがポップアップするので、それをクリックすると、クエストの内容が表示される。内容を承諾したら、「許可」ボタンを押そう。あとは達成に向けて努力するだけだ。クエストの目的は、メニューの「クエストブック」からいつでも確認できる。

レベルアップすると、画面右下に巻物状のアイコンが表示される クリックすると、クエストの内容が表示される
  レベルアップすると、
画面右下に巻物状のアイコンが表示される
  クリックすると、
クエストの内容が表示される
 

 なお、ここで注意したいのが、クエストを“拒否”すること。“保留”とは扱いがことなるため、いったん拒否すると二度とそのクエストを受けられない可能性もある。クエストは16件まで同時に受けられるので、特に理由がない限りは基本的に承諾してしまってかまわないだろう。また筆者が体験した限りでは、ウインドウ右上の×ボタン(ウインドウ閉)を押してしまっても、拒否と同じ扱いになってしまうようだ。

 またレベルは、「NPC統合クエスト」を受けるための条件ともなっている。NPC統合クエストには遂行可能レベルが設定されており、PCのレベルがその範囲に適合している場合のみ受けられる。とはいっても適合クエストの用意があるNPCの頭上には「Q」マークが表示されるので、付近を通りがかるだけで簡単にわかるようになっている。「レベルが上がったら、街を再探検」。そう覚えておけば、クエストは比較的スムーズに見つけられるだろう。

クエストをもらえるNPCには、頭上に「Q」マークが表示されるので一目でわかる クエストを完了すると、今度は「A」マークが表示
  レベルアップすると、
画面右下に巻物状のアイコンが表示される
  クリックすると、
クエストの内容が表示される
 
  話しかけて報酬を貰おう   レベルが上がったら、マップを参考に街を再探検してみよう。新たなクエストが発生しているかもしれない  
  話しかけて報酬を貰おう   レベルが上がったら、マップを参考に
街を再探検してみよう。
新たなクエストが発生しているかもしれない
 

 逆に、新たなクエストが見つからない場合は、街周辺でモンスター狩りを行なってレベルを上げてみよう。多くの場合、クエストが自動発生するとともに、街の各所にいるNPCから新たなクエストが提示されるはずだ。

襲いかかるモンスターをバッサバッサとなぎ払う“パーソナルダンジョン”

 ラストカオス最大の特徴であるパーソナルダンジョンも、NPC統合クエストの1つだ。具体的にはレベルが5になると、ランドルの街の北端あるいは南端にいるダンジョンマスターから受けられるようになる。レベルが5になったら、ダンジョンマスターのもとを訪れてみよう。頭上に「Q」マークが表示され、クエストの発生を知らせてくれる。

パーソナルダンジョンに入るためには、ダンジョンマスターに話しかけよう パーソナルダンジョンの入り口
  パーソナルダンジョンに入るためには、
ダンジョンマスターに話しかけよう
  パーソナルダンジョンの入り口  

 提示してくれるクエストの中から「バロック退治」を選ぶと、場面は一瞬にして転換。自分1人だけで進まなければならない専用ダンジョンへと移動する。

 このパーソナルダンジョンはシングルプレイ専用ダンジョンであると同時に、ゲームバランスのまったく異なる戦闘エリアでもある。通常フィールドでの戦闘は、PCとモンスターが1対1、あるいはPC複数対モンスター1が基本だが、パーソナルダンジョンではPC1人に対し複数のモンスター、つまり“1対多”という構図になる。圧倒的多数のモンスターをいかに捌くかがクエスト攻略の鍵になってくる。

 モンスターは強化されるものの、プレイヤー側の能力も変化する。左クリックからの通常攻撃でも広範囲攻撃ができるようになるほか、複数モンスターへ致命的ダメージを与えるためのパーソナルダンジョン専用スキルも準備されている。攻め寄るモンスターを次々と切り払う感覚は通常フィールドにはないものだ。敵との連戦に次ぐ連戦となるので、パラメータ強化アイテムなどの準備が必要になってくるだろう。

圧倒的多数のモンスターが襲いかかる 最深部には巨大モンスター、バロックが待ち受ける!
  圧倒的多数のモンスターが襲いかかる   最深部には巨大モンスター、
バロックが待ち受ける!
 

 また筆者がプレイした印象では、受諾からクリアまでの時間は約30〜40分ほど。比較的短時間で達成できるクエストだという点もポイントだ。MMORPGは複数人で同時プレイするケースがほとんどのため、どうしてもプレイ時間が長くなりがちだ。社会人をはじめとした、時間が限られているユーザーにとって厳しいケースもある。ゲームの拠点となる街の中から直接開始できるので、忙しい平日の夜はパーソナルダンジョンを、土・日曜日の休日には仲間との冒険を、という遊び方も十分に可能だろう。

 なお、このパーソナルダンジョンクエスト「バロック退治」は基本的に何度でも再挑戦可能。経験値やアイテムも獲得できるので、クリアできなくてもあきらめずにチャレンジしてみよう。モンスターを一気になぎ払う爽快感を求めるためにプレイするのも悪くない。

生産・加工・製作でアイテムを生み出す

 アイテムの生産・加工・製作も、ラストカオスの魅力の1つだ。本作では一定以上の強さを誇る武器・防具・アイテム類は商店で販売されないため、生産を利用して作らねばならない。PCの成長には絶対必要になってくる作業だ。

 一連の作業の第1段階となるのが生産。街の周辺には生産施設と呼ばれる場所が点在しており、チャージ、採掘、採集という3種類の生産が行なえる。いずれも、大まかにいえば、アイテムを見つけ掘り出す作業のことで、必要とするスキルや獲得できるアイテムの傾向がそれぞれ異なっている。

 生産に必要なアイテムやスキルは、ランドルの街でクエストを進めていけば自然と獲得できるようになっているので、特に難しくはないだろう。基本的には、生産に必要な道具を装備して、生産施設を左クリックすればあとは自動的に、ゆっくりとアイテムが増えていく。採集の場合は、下級採集技術スキルを習得のうえ、農場で採集用ナイフを装備して使えば「クラクの黄葉」というアイテムが手にはいる。

農場からはクラクの黄葉を生産できる スキルの準備もお忘れなく
  農場からはクラクの黄葉を生産できる   スキルの準備もお忘れなく  

 そして生産で獲得したアイテムは、加工に利用する。生産品やモンスターがドロップしたアイテムを組み合わせ、さらに新しいアイテムへと作り替える作業だ。生産で得られたアイテムの系統によってストーン製錬、元素精製、植物加工という3種類の加工が用意されている。

 加工についても特に難しい点はない。対応スキルを準備したら、加工のためのレシピとなるアイテムを商店で購入し、それを使うだけ。あとは必要な生産品をあらかじめ所持していれば、アイテムの加工が行なわれる(スキルのレベルによっては失敗することもある)。植物加工スキルを入手した上で「クラクの黄葉加工書」というアイテムを使えば、前述したクラクの黄葉を2個消費することでマンシルという布地を1個作れる。この作業を繰り返して、どんどん必要なアイテムを作っていくわけだ。スキルを別途用意すれば、武器や防具の製作にも発展させられる。

加工書を使って生産物を加工 加工が成功!
  加工書を使って生産物を加工   加工が成功!  
内容充実。焦らずじっくり楽しもう

 ゲーム序盤を中心に短時間ながら体験して印象に残ったのは、コンテンツの充実ぶり。今回のレビューでは時間の関係上、すべての要素を試すことはできなかったが、武具の強化や「攻城戦」など数々の要素がこれでもかと詰め込まれている。それゆえに「なにから始めていいのかわからない」と迷ってしまう初心者ユーザーもいるかもしれない。MMORPG全般に言えることだが、1日や1カ月で極められるゲームではないので、焦らず、少しずつプレイしていくことが重要だ。

 ゲームプレイのために必要な最低スペックも、CPUがPentium III 800MHZ以上、グラフィックチップがGeforce2 MX以上、 Radeon 7500以上と、比較的低めである点も有り難い。さらに、上級者が初心者を助けるための「サポーターシステム」も盛り込まれているので、MMORPG初心者でも手を出しやすい感じも受けた。

 プレイして若干気になったのは、ゲーム冒頭のチュートリアルがやや少なめで、国産の家庭用ゲーム機向けRPGに慣れているユーザーにとってはややつっけんどんな印象を与えかねない点だ。本稿中でも何度か述べたが、マウスによる基本操作を学んだ上で、「レベルアップとともにクエストが増えていく」ことを念頭に置いておくと良い。また、マップ上の気になったエリアや敵の出現場所などをメモしておけば、さらにスムーズに進められるだろう。

 ラストカオスでは現在、オープンサービスを実施しており、ユーザー登録を行なえば誰でも無料で遊べる。また正式サービスへ移行後も基本プレイは永久無料だ。MMORPG未経験者から熟練ユーザーまで、気軽に試してほしい。

ドラタン地域の街、マジャール。広大な空間がプレイヤーを待っている
ドラタン地域の街、マジャール。広大な空間がプレイヤーを待っている

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